むちうちで整骨院をお探しの方へ

文責:院長 柔道整復師 花田 能文

作成日:2022年12月20日

最終更新日:2023年01月05日

なぜむちうち治療で超音波治療器が有効なのか?

 当院で主力の物理療法の一つに、超音波治療器があります。

 超音波とは、人間の耳では聞こえないほど高い周波数で振動する音波と定義されます。

 この超音波の機械的振動を生体に照射して、治療効果を上げるのが超音波療法です。

 超音波治療器では音の振動を使い、1メガヘルツなら、1秒間に100万回の振動を照射し、3メガヘルツなら、300万回の振動を照射します。

 1MHZの超音波は3MHZのものより、深くまで伝わります。

 よって皮膚表面から2cmまでは3MHZを、2~5cmでは1MHZを使用します。

 照射法ですが、急性期には、「パルスモード」で、熱の発生を極力抑え、振動によるメリットだけを用いて照射し、炎症の早期抑制をはかります。

 一方慢性期には、「連続モード」で、熱を発生させ、血行促進を促し、除痛をはかります。

 このように超音波治療器は急性期から慢性期まで幅広く使用できる優れモノです。

 むちうちなど交通事故外傷の治療にも大変有効です。

 むちうちの急性期から慢性期まで幅広く活用できます。

 体感も心地よく、患者様にも人気がある物理療法機器です。

 寝違い、腰痛、肩こり、膝痛、シンスプリント、テニス肘などの痛みでお悩みの方は、当院へ気軽にご連絡ください。

なぜむちうち治療で微弱電流治療が有効なのか?

 身体の細胞は、代謝を行うのにエネルギーを必要とします。

 例えばコロナウイルスを免疫細胞が殺すときにはエネルギーを要しますし、ケガなどで損傷した組織が修復されるときにもエネルギーを要します。

 このようなエネルギーの元は、「ATP(アデノシン3リン酸)」といい、細胞内のミトコンドリアから作られます。

 ATPは絶えず作られているので、蓄えはちょっとしかないそうです。

 ですからむちうちなどで頚部周囲の組織を損傷すると、修復するためのエネルギーが急激に必要となり、ATPが不足してしまいます。

 もしも速やかにATPが供給されないと、組織の修復が遅れてしまいます。

 そこで1ミリアンペア以下の微弱電流(マイクロカレント)を患部に流します。

 ATPの生成能力が高まるので、修復スピードが早まり、急性期炎症の早期抑制に役立ちます。

 実際聖マリアンナ医科大学の研究において、筋肉が損傷したマウスに微弱電流を流したそうです。

 すると、傷ついた筋肉細胞の隙間にある筋衛星細胞の数が、微弱電流を流さない場合と比べて大幅に増えたそうです。

 これがケガの回復を早めたと考えられています。

 打撲・捻挫・挫傷といったスポーツ外傷や、シンスプリント・オスグッド・テニス肘・腱板炎などのスポーツ障害、むちうちなどの交通事故外傷などに威力を発揮します。

 お早めに当院へご相談ください。

 

むちうちによる頚部痛と、生活習慣からくる頚部痛の違いとは?

 痛みの種類には、構造痛・内臓痛・心因痛などがありますが、ここでは主に構造からくる頚部痛を取り上げます。

 頚椎における構造痛の主な原因ですが、連結する二つの椎骨が形成する関節周囲の軟部組織(例えば椎間板・関節包・靱帯・筋肉)が過度にストレッチされることによって起こります。

 ただし痛みはストレッチの強さや時間によって変わってきます。

 例えば人差し指を後ろに伸ばしてみてください。

 指に適度な緊張が感じ取れるまで伸ばし、その状態を保ちます。

 最初は気持ちよく感じますが、しだいに軽い不快感を感じるようになってくるはずです。

 そしてさらに同じ強さで伸ばし続けると、指が痛み始めてくるはずです。

 スマホなど生活習慣からくる首の痛みなどは、このようにして起こることが多いです。

 痛みは脳からの警告システムですが、先ほどの指を適度に伸ばした例は、アラームが鳴らないレベルで長時間軟部組織を伸長し続けたことを意味します。

 しかし生理的範囲内で伸ばされているとはいっても、組織は伸張性収縮を強いられ緊張し続けます。

 すると頚椎周囲の筋組織が低酸素状態になり、発痛物質が蓄積され、頚部痛となります。

 猫背やスマホの見過ぎなどの生活習慣からくる頚部痛はこのようにして起こります。

 一方、今度は緊張を感じる部分を通り越して、最初から痛みを感じるところまで指を一気に伸ばしてみて下さい。

 痛みは突然起こるはずです。

 「これ以上動かすと、指が損傷してしまう」と、身体が防御するからです。

 しかしこのような脳の警告システムが起こる間もなく、強制的に生理的範囲を超えて指が伸ばされたら、指が損傷してしまいます。

 むちうちによる頚部痛はこのような例と同じ仕組みで起きます。

 むちうちは、交通事故によって強制的に外力が与えられ、生理的範囲を超えて頚部が伸ばされることにより起こるからです。

 そのとき頚部に与えられる外力の大きさは、いくつかの要因によって変わります。

 それは衝突の速度・双方の車の重力・入力の角度・危険を予知できたかなどです。

 以上のように、むちうちによる頚部痛は、生理的範囲を超えて頚部が過伸長すると起こり、悪習慣による頚部痛は、生理的範囲内で頚部が長時間伸長されることにより起こります。

 これらの頚部痛は、発生機序が異なるので、施術方法も変わってきます。

 頚部痛の専門的な施術をご希望の方は、当院へご連絡ください。

むちうちにも有効!カイロプラクティックによる矯正法とは?

 世の中には様々な骨格矯正法がありますが、その代表格がカイロプラクティックで行われるスラスト法です。

 関節可動域の終わりまで骨をゆっくり動かし、そこからほんの僅かに素早く動かすことによってポキッというクラック音が鳴ります。

 このクラック音が、矯正が成功し、ズレた骨を元に戻したとしるしと思われています。

 しかし画像診断が発達した現代では、スラストをしてクラック音が鳴ったとしても、骨の位置的変化はあまり起きないことが分かっています。

 それではなぜ多くの施術者が、カイロプラクティックのスラスト法で効果をあげているのでしょうか?

 実はクラック音の正体は、ズレが戻った音ではなく、関節液の気泡がはじける音です。

 すなわち関節可動域ぎりぎりまで骨を動かすと、関節内にある滑液に気泡が生じ、そこからさらに素早く動かすと、気泡がはじけて音が鳴るのです。

 そしてその結果、次のような治療的効果が表れると考えられています。

・気泡がはじける衝撃によって、痛みの神経がブロックされ、痛みが楽になる。

・関節可動域ギリギリから、ほんのわずかに素早く動かすので、関節周囲の筋肉が緩み、関節

可動域が広がり、血流が良くなって楽になる。

・関節を素早く動かすので、関節包や筋膜などの癒着がはがれ、関節の可動性が改善される。

・脊椎のスラストの場合、循環が良くなり神経圧迫が緩み、神経の流れが良くなる。

 すると感覚神経を通って情報がスムーズに脳に行くようになるので、自己治癒力upに繋が

る。

 以上のような理由で、スラスト法を施すと、むちうちなど様々な治療的効果が期待できます。

 しかし、カイロプラクティックを学んでいない施術家が、クラック音だけを求め激しく矯正すると、危険を伴います。

 特に頚椎のスラストは慎重さが必要で、動きが悪い方向やズレを見極め、適正な方向へ軽く矯正することが大切です。

 また、禁忌となる症状も色々ありますので、正しいカイロプラクティック教育を受けた施術家を選んでください。

 柔道整復師、あんまマッサージ指圧師、鍼灸師、整体師、スポーツトレーナーなど施術を行う先生達も、多くの方が本格的なカイロプラクティック教育を受けていませんので、ご注意ください。

 私は、柔道整復師という運動器の専門家である国家資格を取得する前に、故脇山得行DC(本場米国カイロプラクティックドクター)から2年間カイロプラクティック教育を受け、AKSカイロプラクターという資格を取得しました。

 骨格矯正をご希望の方は、当院へいつでもご連絡ください

むちうちにも有効!コラーゲンに着目した施術法の有効性とは?

 タンパク質は、人体の構成成分の約20%を占めていますが、コラーゲンはその約1/3を占める最も多いタンパク質の一種です。

 多くは膠原繊維となって丈夫な組織を作り、骨組織・軟骨組織・筋膜・骨膜などの主成分となっています。

 これらの結合組織は、骨組織や軟骨組織など、身体の「柱」として機能する「突っ張り型」と、筋膜や骨膜など、身体の「間仕切り」として機能する「引っ張られ型」に分けられます。

 筋膜や骨膜など、引っ張られ型の受動的な組織は、コラーゲンからできた膜構造で、「痛みの受容器」があるといわれています。

 これは動かず変形が小さい骨・軟骨組織や、よく動き変形が大きい筋肉組織とは異なります。

 変形が少ない固体のような組織には、痛みの受容器は不要であり、逆に収縮・弛緩する変形が特徴である組織には、痛みの受容器があると不都合だからです(痛みの受容器があると、変形することを阻害されてしまうから)。

 ですから筋膜や骨膜などの引っ張られ型の受動的な膜構造組織は、感受性が非常に高いので、痛みを発症し、頭痛や膝関節痛などのように、局在性のない重苦しい痛みになるそうです。

 また、筋膜や骨膜などが発する痛みは、身体の歪みを知らせているとも考えられています。

 コラーゲンには、歪むと電気的バランスが乱れて電気が生じるという「圧電現象」というのがあり、末梢からの姿勢や運動の感覚を中枢にフィードバックし、中枢を刺激する作用があるからです。

 例えば骨は、若者の方が骨膜のコラーゲンが豊富で厚いので、圧電効果による矯正力が働きますが、O脚の年配者は骨膜が薄いので、圧電効果が弱く、矯正力が働きにくいため、どんどん曲がってしまいます。

 ですから年配者は、外を歩きコラーゲンに電気を起こし、骨膜を刺激することが大切です。

 当院で行っている筋膜グリッピング法は、筋膜を「緩め」、「ずらし」、「はがす」整体法で、圧電効果による歪みの矯正も期待できる、安全で心地よい施術法です。

 むちうちなど交通事故外傷・肩こり・腰痛・膝痛・五十肩などでお悩みの方は、当院へいつでもご連絡ください。

                      参照文献「筋膜療法fa・ther(吉岡紀夫著)」

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※交通事故患者様はお電話いただけますと時間外でも対応いたします

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